不動産トラブルTOP売買契約書に関することTR118
■急に引き渡し時期を一日早くするように言われました。

 売主側です。契約書では5月31日までに物件を引き渡すことになっており、契約書捺印時の三者間の口約束では、5月31日引渡し時までに、全てのものを撤去するということにしていました。
 仕事がすんでからや休日などを使って撤去作業をしておりましたが、買主側の銀行融資の都合により、ここにきて急に、5月30日午前中に残金受け渡しと同時にかぎの引渡し、及び庭にある物置やプレハブ等の撤去も要求されました。
 それが出来ない場合には、100万円を買主側に支払い、撤去費用に充ててもらうことが法律で決められていると、不動産業者が連れてきた司法書士に言われました。また、一年に一度決められている浄化槽清掃も行ったばかりなのですが、5月31日までに行わなければならないことも法律で定められていると言われました。
 どちらも契約書には記載されていませんし不動産業者からは何も聞いてもおりませんでした。
 買主側の都合で引渡しも撤去も早まった上、作業が間に合わない場合は100万の賠償金を支払う法律などがあるのでしょうか。またその必要が本当にあるのでしょうか?

【売買契約書に引き渡し時期が記載されていれば契約書通りに履行すれば問題はありません。この場合は「・・・までに」と記載されていることから、引き渡しの最終日が5月31日ということになります。 このケースのように「・・・までに」とされていて、日時が決定していないときに、都合で引き渡しを早くしたい場合は、事前に相手方の意向を確認し両者が合意しなければなりません。それを調整するのは不動産業者の仕事です。
 そして従物の撤去については、特に事前に断りがないかぎり引き渡し時に撤去されていればよいとされています。

第三条 売り主の引き渡し義務・・・参照
http://www.ecolife.jp/ecolife/kojin/keiyakusho1.htm

 また、ご質問の中で司法書士が言っている「法律」という意味は、契約書記載内容を遵守しなければならないという法的解釈を指しているものと思います。
さらに浄化槽については、清掃してから引き渡す契約になっていなければ、その必要はありません。
 同行した司法書士が、そんなことを言う資格も権限もありません。かなり怪しげな司法書士と不動産業者です。
 今となっては業者や司法書士を替えたくても代えれませんから、一度、こちらに記載の相談機関等へご相談されることをお奨めします。】
080530100315