不動産トラブルTOP契約の解除に関することTR201
■申し込み証拠金を返してくれない
 土地を探していたところ、ほぼ希望にかなった土地が見つかり、申込金10万円を 支払い、正式な測量後に契約することにしていました。(契約書に記名捺印はして いません)
ところが突然、実家に帰らなければならなくなり、不動産会社に解約を申し入れたのですが、 既に契約が有効であると言ってなかなか解約に応じてくれません。
 解約の場合は未払いの手付金100万円を入金するように言っております。 また測量後に杭打ちをしており、既に契約の履行前着手にあたり、損害が生じており、その違約金も必要といっております。
 私としては当方の勝手な事情での解約であり、営業マンの方にもよくしていただいたので、申し訳なく思っているのですが、 我が家にとっては大金の手付金や違約金を支払う余裕もなく、途方に暮れております。この契約は有効なのでしょうか? また違約金支払い義務はあるのでしょうか?

【一般の契約と異なり不動産売買の場合は、申し込み金を渡しただけでは契約したことにはならないと解釈されています。「申し込み」をしたという優先順位を確保したにすぎず、売買契約に至らなかった場合は特に約束が無い限り全額返金しなければなりません。 当然に手付け金はもちろん違約金も支払う必要はありません。
 測量についても、事前に「申し込みを解消する場合には損害賠償(?)を求めることがある」などの説明も無く、不動産業者の一方的なやり方で違法です。本来、測量してから広告をするべきもので、測量前の契約で、地積の変更を伴うなどの場合は、手付け契約とし、決済時までに測量を完了し、決済時に精算をすることとし、その方法等を契約書に明記する取引が一般的です。
 本件の場合は、不動産業者は売買契約書(手付け契約)を交わしてから、測量すべきで 不動産業者の勇み足と考えられます。
 なお、申込金を渡す場合は、「不動産用語」でも記載してあるように その目的や取りやめた場合の措置と金銭の扱いを明記した受領書を受け取っておかなくては いけません。 】☆