不動産トラブルTOP重要事項の説明と物件調査に関することTR417
■監督官庁より是正命令を受ける可能性が
 買いたいと思った中古住宅の特記事項に、建蔽率、容積率をオーバーしているとありました。監督官庁より是正命令を受ける可能性があるとも記載されていました。
 是正命令はどのような時に出るものなのか、そのような物件を買った場合、他にどのようなリスクがあるのか教えて頂ければ幸いです。
 そしてセールスポイントの事項に43条但し書きの物件とも書いてありました。建築審査会の同意を得て建築基準法43条但し書きの許可を受けた場合には、建築物の建築、増築、改築が可能となるありましたが、建築審査会とはどのようなものなのか、その審査会にきちんと申請すれば改築の許可は必ず得られるものなのか、併せてご教授頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。


【違法建築だとすれば、いつどんなときに是正命令が出されるかは、お役所しだいということになります。
 43条の但し書きは、敷地に接する道路に関する但し書きです。「43条但し書きの物件」の部分の意味が「43条但し書きの【許可を受けた】物件」の意味であれば本来、建築確認申請で43条の審査と併せて建坪率や容積率についても審査されている筈。しかし、この場合は、建築基準法の施行以前のもの(違法では無いが不適合建築物としてあつかわれます)か、あるいは建築確認申請を受けていない可能性が高いと思われます。

 違法状態のまま建築を強行している場合は、いずれ強制撤去されても文句を言えません。また、将来それを売却しようとしても、住宅のままでは、ほとんど不可能でしょう。

 「『許可』が下りれば建築できる」という説明は言い換えれば許可が下りなけ
れば建築できませんということ。業者はそれで説明責任を果たしたつもりなのでしょうが、「許可は必ず得られる」とは限らないから審査会の審査が必要なのです。そしてそれはケースバイケースということになります。建て替えできるかどうかなどは申請してみるまでは分かりません。

 価格が安い物件にはそれなりの理由があります。ご自分でそれをクリアできない場合は購入を差し控えられることをお奨めします。】
061127080721